NPBの「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程」で野球系Youtuberは絶滅するのか

時事問題

本記事内の解釈は筆者個人のものです。最終的な判断は自身でお願いいたします。

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この記事の背景

NPBが「写真・動画などの撮影及び配信・送信規定」を新たに策定したと発表。規定は25年2月1日からプロ野球すべての試合に適用するとのこと。

私がこの規定をざっと見たときに、対象となりそうなYoutubeの動画が2種類ありました。

  1. 野球中継をライブ実況している動画
  2. 球場内の状況を録画し配信している動画

私自身が1つ目の動画を観たことがありますし、実況動画をきっかけに楽天TVを契約しています。なので本記事ではライブ実況の動画が今回発表された規定(以下、「本規程」とします)に違反するものなのかを考えたいと思い、記事にしました。

野球中継をライブ実況している動画は規定違反になるのか

該当しそうな禁止行為はあるか

Youtubeでのライブ実況は、野球中継配信サービスを観ながらライブ配信を行っているものと考えられます。

ただ、本規定では以下のものを配信・送信する行為を禁止しています。

試合中に配信・送信するもの(ライブ動画及びライブ音声並びにリアルタイムでの試合データの配信・送信を含む)

https://npb.jp/npb/satsuei_haisin_kitei.html

つまり、ライブ配信やリアルタイムでの試合データを配信してはならないと述べています。

この項目がライブ実況する上での禁止行為に該当する可能性がありそうです。

試合データとは何を指すのか

では、試合データとは何なのか。確認すると本規定に定義があり、試合データとは以下のものであると定められていました。

「試合データ」とは、投手の1球ごとの投球のコース・球種・球速に関する情報及び打者の1球ごとの結果に関する情報、打席ごとの打撃結果に関する情報、得点に関する情報等をいう。

https://npb.jp/npb/satsuei_haisin_kitei.html

つまり、実況配信においてよく見る以下のようなものは禁じられると考えられます。

  • スコアの表示や実況
  • ストライク、ボール、アウトの表示や実況
  • 「空振り三振!打ち取った!ホームラン!」などの打撃結果の実況

上記は一例です。

結論

結論としては残念ながら「野球中継をライブ実況している動画は規定違反に該当する」ものと思われます。

たしかにライブ実況のみで十分だという方が増えていくと、野球中継の配信サービス等は立ち行かなくなってしまう気はします。それが理由とは限りませんが。

では絶対にライブ実況出来ないのかというとそういう訳ではなく、主催者が承認した場合は禁止を免れるとのことです。

その辺りの方法は私には分かりかねますが、配信者さん方の手腕になってくるかと思います。

25年2月1日以降、Youtubeでの野球系の動画がどうなっているのか。

見守りたいと思います。

それではまた。

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